コレクション: 松渓山焼

一節によると、創業が文政年間にまで遡ると言われる松渓山窯。

島根県は温泉津町、小浜地区の山道の先に12段の登り窯を構え、石見焼の中でも最古窯のひとつに数えられていました。 

故・山本梅雄氏は、必ず2度焼成をします。

あえて好んで行う仕事の窯変辰砂が牛血とならぬよう、酸化一回、還元一回、一度二度で可ならずと思えば、三度でも四度でも時には十回でも窯に入れてみたそうです。