小生活の茶づくり、開発と製造方針
小生活(こなまいき)は、島根県・温泉津(ゆのつ)で生まれた“山里の一服”です。
石見の山里に自生する野草や、石州和紙の原料である楮(こうぞ)など、地域に根づく素材を(自然〈じねん〉に感謝して)少しばかり頂戴し、丁寧に仕立ててお届けします。
大切にしていること
山里と共生する採取
自生地の回復力を最優先に、採り過ぎない・根を残す・季節を待つを徹底。許可を得た私有地・社叢から、保全を妨げない範囲で採取します。
石見の素材を主役に
温泉津をはじめ石見の山里で育まれた野草、そして石州和紙の文化につながる楮の葉・若芽など、土地の記憶をもつ素材を選びます。単体でも、合組(ブレンド)でも“石見らしさ”が立つ設計を心がけます
小規模・手仕事の仕立て
手摘み→選別→洗浄→火入れ→低中温乾燥→裁断→合組→最終選別。
香りと旨みを損なわない温度帯・時間で、小ロットで仕上げます。
合組設計は“暮らし基準”
近しい茶効を持つ者同士、香味(香・甘・渋・焙・余韻)のバランスを幾度となくテストします。食事や読書、仕事前後など、暮らしのシーンごとに最適な一杯を設計します。
安全・品質管理
異物混入防止、保存性の管理、ロット管理を実施。必要に応じて第三者の助言も取り入れ、衛生・品質基準を更新します。
季節と数量に正直に
自然素材のため、季節ごと・年ごとの表情を尊重します。欠品や限定は“不足”ではなく“旬の証”。ありのままをお伝えします。
地域とともにつくる
採取や栽培の担い手、石州和紙・器・印刷など周辺の手仕事と連携、土地の技と循環をつなげます。
小生活という名前に込めた思い
小生活(こなまいき)は、山里から“少しだけ”分けてもらい、ありのままの力を損なわずに仕立て、日々の暮らしに活かす——その姿勢を名前に刻んでいます。
石見の山里の野草や楮(こうぞ)に宿る香りと手触りを、使い切れる量と誠実な方法でお届けします。
背景にある風景
島根県大田市・温泉津。町の背後に広がる山林は、もともと人の暮らしに結びついた自然の産物を育んできました。
今も里山に暮らす方々と協働し、食用として受け継がれてきた野草を中心に、石州和紙の文化につながる楮の若芽など“土地の記憶”をもつ素材を選ぶ。
新しい発見と喜びを、現代のわたしたちの生活リズムに接続させるために。
おことわり
小生活のお茶は食品として製造・販売しています。体質・体調により感じ方には個人差があります。特定の効能を保証・医療的に代替するものではありません。
アレルギーをお持ちの方は原材料表示をご確認ください。
商号 | 合同会社 現象舎 |
本社所在地 | 〒699-2501 島根県大田市温泉津町温泉津ロ160 |
事業内容 |
・企画、ブランディング事業 |
法人設立 | 令和2年5月6日 |