ノンカフェインで日々をととのえる。小生活の野草茶ガイド

ノンカフェインで日々をととのえる。小生活の野草茶ガイド

夜の台所に湯気が立つと、肩の力がひとつ抜ける。

小生活の野草茶は、石見地方を中心に集めた草木の香りを、暮らしの速度に合わせて淹れるための小さな道具です。

カフェインを含まないから、夜にも、仕事合間にも、からだのリズムを乱しません。

本記事は一般的な情報紹介であり、医療・治療を目的とするものではありません。

ノンカフェインとデカフェの違い

まずは、ノンカフェインとデカフェの違いをさくっとおさらいしてみましょう、

  • ノンカフェイン:原材料そのものにカフェインを含まない(野草・ハーブ類など)。
  • デカフェ(カフェインレス):もともとカフェインを含む原料から、化学的・物理的にカフェインを一部除去。

就寝前・妊娠中・カフェインが気になる時は、まずノンカフェインを選ぶとやさしい選択になりますね。

楮ほうじ茶──紙の里から立ちのぼる香ばしさ

最初に香ばしさが先回りし、すぐあとをうっすら青い気配が追いかけてくる。

和紙の原料として親しまれてきた楮(こうぞ)。紙になるのは樹皮ですが、私たちがいただくのはこれまで脇役だった葉です。

火をくぐった葉は、湯の上で「もうひとつの役目」を思い出す。食後の一杯に最適で、読書の相棒にもなる‥そんなお茶です。

楮ほうじ茶
https://shop.genshosha.jp/products/kozo_gift-8?variant=46049082802400

カキドオシ×レモングラス──“爽”と“陰影”の交差点

レモン調の明るいトップがすっと抜け、途中からカキドオシのグリーンが戻ってくる。

一本調子で終わらないのは、野に育つ草の“揺れ”をそのまま受け止めているから。
仕事の前後に一呼吸、気分の切り替えにちょうどいい。

夏は水でゆっくり引けば、影の薄い涼しさが顔を出します。

カキドオシとレモングラス
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焙煎マコモ×スギナ──土のノートをやわらかく

湯の面に近づくと真菰の香ばしさが先に立ち、あとからスギナの土のノートが合流する。

台所の皿には旬のマコモダケの副菜、湯のみには焙煎葉の湯気。
畑と茶が一本の線でつながる瞬間は、暮らしの重心をすこしだけ低くしてくれる。

夜の終わりに向いているが、昼の集中前にも悪くない、そんな一杯です。

焙煎マコモとスギナ
https://shop.genshosha.jp/products/makomo-sugina_gift-6?variant=46050186494176

まずは飲み比べから

三者三様の香りを各2包ずつ。
その日の気分で、香ばしさ/爽やかさ/静かな余韻を選べる。贈り物前の“味見”にもどうぞ。

お試しセット(3種×各2包)
https://shop.genshosha.jp/products/herbal-tea-sampler-3-flavors-6-bags

ノンカフェインという設計

デスク脇、縁側、夜更けのキッチン。場面に応じてからだの調子を崩さないこと。

それが小生活の野草茶の前提です。

石見地方を中心に採れる・育つ草木を、採り尽くさないルールでいただく。
年や群落で香りが揺れる分、ロットごとに微調整を重ねる。均質化ではなく、季節の“手触り”を残す均整を目指しています。

よくある質問

Q. 妊娠・授乳中でも?
A. ノンカフェインですが、体質や状況によって合わない場合があります。かかりつけ医にご相談のうえ、少量からお試しください。

Q. 淹れ方の細かなコツは?
A. 本記事では割愛し、各商品のページにまとめています。まずは“短め”から、香りと相談して時間を伸ばすのがコツ。